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2019.07.13

雨を通して感じること

奄美大島は水に恵まれた豊かな島です。

年間を通して、月降水量が150mmを超え

海や川、水を含む山の斜面など様々なところから蒸発してできた雨雲が雨を降らせます。

 

ソテツや芭蕉、ヒカゲヘゴのひろがる野生に、

ミストのような霧雲から降る雨。

 

雷を伴うような太鼓雨。

あなたにはどんな雨音が届くでしょうか。

南国ならではの湿気とともに幻想的な世界は広がります。

 

雨はやがて、また水の集まる場所へ形を変えながら循環を繰り返します。

 

山に降った雨は、

たくさんの生物が住む木々の元で、

枯葉や土により濾され、

岩や小石の合間からあふれ出すようにして滝を作り出します。

 

上流から下流へと続く川には、

リュウキュウアユやテナガエビなども住み、澄み切った水は驚くほど冷たいです。

目に見えない土の中で、いったいどれほどの時を経て、ここまで冷やされるのでしょう。

やがて川は淡水も海水も混ざるマングローブのトンネルが広がる水の森を抜け、

海へとまた戻り循環しています。

 

さほど強くない雨の日は、いっそ濡れることを諦めてマングローブに行き、

空から降って来る雨と地の上を流れる川の上で、

水に親しみ一体になることを楽しむのもオススメです。

 

遠出せずとも、ホテル近隣をゆっくりされたい方は、

テラス越しに屋根から落ちる雨音の音楽に耳をすませるのもまた素敵な体験ですよ。

もし薄暗い朝方に、部屋の天井からかすかに響く雨音に包まれることがあったら、

それもまた特別な目覚めになるかもしれません。

窓を開けて、波の音と雨音にしばしの間包まれるのもこの時期ならではの楽しみ方です。

 

部屋の外に広がる雨の世界をご存知ですか?

ぜひお部屋にある傘を片手にホテルの庭へお越しください。

まるでトトロの傘のような、おおきなクワズイモの葉っぱに、ボタボタとも音を立ててゆれている姿は、

葉っぱが踊っているようにも、笑っているようにも見えるので不思議です。

訪れた子供達が不思議そうに観察するのもわかりますね。

 

また木々に囲まれた細い歩道の階段を上がりながら、土や岩の間に、

3、4センチほど空いた穴がありますか。

ちょこんと目だけを出したサワガニが見えますでしょうか。

ひょっとしたら散歩にお留守かもしれませんね。

夜に活動することの多いサワガニですが、

昼間に降った雨の時は、ねむたいのか雨宿りするように目だけをのぞかせることがありますよ。

 

雨上がりにホテルに面した道路向かいにある山から溢れ出て流れてくる泉の通り道にも、

たくさんの赤い爪を持ったサワガニが集まることがありますので見つけてみてくださいね。

 

気配を感じると、まるで、石ころのように固まったり、

長い目だけそっと動かしてこちらの様子を見ていたりしているサワガニ。

なんだか、わたしももそんな風に緊張することがあるなぁ、なんて

共感し、愛着がわいてくるから動物は不思議です。

 

動画はネストアット奄美、プールヴィラやホテル周辺で見られる、雨の日の様子です。